「第2回 監督が怒ってはいけない大会ミニバスケットボール大会in福岡」を開催しました!
この大会は「参加する子供たちが、最大限に楽しむこと」「監督やコーチ、保護者が怒らないこと」「子どもたちも監督もチャレンジすること」をコンセプトとして、益子直美さんが代表理事を務める(一社)監督が怒ってはいけない大会と共催し、令和7年5月10日(土)に福岡市総合体育館で「第2回 監督が怒ってはいけない大会ミニバスケットボール大会in福岡」を開催しました。
参加者は福岡県バスケットボール協会U-12福岡地区に登録している男女各5チームです。計10チーム(209名)の参加があり、今年も盛況のうちに終えることができました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
スケジュール
参加者数
・イベント参加168名
・アンガーマネジメントセミナー参加者41名
開会式


開会式では関係団体からの挨拶に加え、ゲストの紹介を行いました。今年も昨年に引き続き、日本財団「HEROs」から3名のアスリートが参加。さらに、新たな協賛社として「ライジングゼファーフクオカ」が加わり、より充実した大会となりました。
ゲスト(敬称略):
中川聴乃(なかがわ あきの)
小池真理子(こいけ まりこ)
本多真実(ほんだ まさみ)
スポーツマンシップセミナー
選手(小学生)を対象に、スポーツマンシップについて学ぶセミナーを実施しました。恒例となった「普段、監督・コーチから怒られている人、手を挙げて!」という問いかけには、多くの選手が勢いよく手を挙げる場面も。初めは緊張した様子も見られましたが、選手宣誓の希望者を募ると、積極的に手を挙げる子どもたちの姿が印象的でした。
運動会(イベント)
競技の枠をこえた交流を目的に、○×クイズやリレーを実施しました。選手たちは楽しみながら全力で取り組み、フリースロー対決では指導者が選手に見守られながら挑戦。「子どもたちの応援する姿が見られて良かった」「自分の声かけについて改めて考えさせられた」という声が寄せられました。
種目:○×クイズ、チーム対抗リレー、指導者対抗フリースロー対決
アンガーマネジメントセミナー
指導者・保護者を対象に、「怒りのコントロール法」や「効果的な叱り方」についての講義を行いました。講義後には交流試合があり、学んだことをすぐに実践できる機会となりました。
バスケットボールクリニック
アンガーマネジメントセミナーの間、選手たちは「HEROs」のゲストによるバスケットボールクリニックに参加。日本代表経験を持つ3名による指導に、子どもたちは熱心に取り組んでいました。
交流試合
午後からは(一社)福岡県バスケットボール協会U-12福岡地区の主導のもと、各チーム2試合ずつの練習試合を実施。ゲストや益子さんが交互にベンチへ入り、選手のプレーや指導者の声かけ・姿勢を見守りながら試合を進めました。
閉会式
本大会では、順位付けを目的としたリーグ戦やトーナメント戦は行いません。その代わりに、「スマイル賞」「MVP賞」として、プレーに取り組む姿勢や態度を評価し、選手と指導者それぞれを表彰しました。さらに、ゲストの3名が「HEROs賞」として、1名ずつ選出し、表彰を行いました。
大会に参加して
■尾嶋コーチ(玄洋クラブ) スマイル賞今回初めて本大会に参加させていただきました。我々がスポーツを習っていた四十数年前、又ミニバスの指導をし始めた二十数年前と環境・子供も大きく変化をしていて、指導方法も変わらなければいけないと認識をし、実践してきたつもりでした。大会に参加させていただき再認識ができた実のある一日になったと感じております。今後も「挨拶ができない・人に迷惑をかける・人命にかかわるような危険な行動」などに関しては大人として怒ることもありますが、プレーに関しては「元気に・一生懸命」プレーできる様怒らずに指導できたらと考えております。
■簑原コーチ(田隈クラブ)四月から指導者になり、新生田隈クラブとして子ども達とがむしゃらに走り続けてきました。「怒らない」「選手が楽しいバスケ」をモットーに掲げてきたものの、自分の指導力未熟さや伝え方に悩む日々でした。そんな中、大会を通して前向きな声かけの大切さに改めて気づき、関わり方を見直すきっかけになりました。大会後、子ども達の笑顔が増え、今までよりさらに愛おしい存在です。貴重な経験を本当にありがとうございました。
初めて、監督が怒ってはいけない大会に出て、スマイル賞がとれてとても嬉しかったです。全勝して、自分以外の人がとるかなと思っていたので、自分でも驚きました。チームのみんなも良かったねと言ってくれました。
□片桐選手(草ヶ江クラブ) HEROs賞僕は監督が怒ってはいけない大会でヒーローズ賞をもらったとき、なんで自分が呼ばれたかわからなかったが、いつも練習で声を出している通りにしていたら選んでもらえました。これからも練習で声を出して、チームのみんなを引っ張っていけるキャプテンになりたいです。
□野口選手(草ヶ江クラブ) HEROs賞私はこの大会で、「尊重・勇気・覚悟」の3つがスポーツマンシップだと学びました。苦しいときこそ、どんな反応をするかがそれに深く関わっているそうです。たとえライバルでも、相手を尊重し、自分も上手くなれるように高めていきたいと思います。
要項
主 催:公益財団法人福岡市スポーツ協会
共 催:一般社団法人監督が怒ってはいけない大会
一般社団法人福岡県バスケットボール協会U-12福岡地区
協 力:福岡リゾート&スポーツ専門学校
HEROs
協 賛:(株)アルペン Alpen FUKUOKA
ライジングゼファーフクオカ
次回大会について
次年度も開催を予定しております。詳細が決まり次第、福岡市スポーツ協会のホームページに掲載いたします。
大会への取材について
お申込みは下記の連絡先までお願いいたします。
【問い合わせ先】
公益財団法人福岡市スポーツ協会 事業課
〒819-0005 福岡県福岡市西区内浜1丁目5-1
電話:092-407-8381 FAX:092-407-8185